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あなたの『おもしろい』って、何ですか?
時が経つのも、ごはんを食べるのも、
トイレに行くのも忘れて、自分が夢中になれるモノ、
あなたはもう、知っていますか?
淡々とした日常の中から、
自分だけの『おもしろい』を見つけるチカラ。
「おもしろくない」日々の生活を、
「おもしろくしたい!」と思えるココロ。
それは、人文学という学問につながってゆきます。
与えられた知識を頭につめこむだけの作業は、
もう終わりにしました。
『おもしろがる』ことから、はじめませんか?
(評)
「おもしろくない勉強なんかしたくありません。」
と、ホンネではみんなそう思っていても、タテマエでは禁句のキャッチをあえてドッカ~ン、潔いですね。で、「そやそや、受験勉強なんかいやじゃ~」と受験で苦しむ高校生は一同共感し、ボディーを読むと、「あなたの『おもしろい』って、何ですか?」と迫ってくる。そして「時が経つのも、ごはんを食べるのも、トイレに行くのも忘れて、自分が夢中になれるモノ、あなたはもう、知っていますか?」とどんどん追いつめてくる。
お客様気分では面白がれないよ、ということもちゃんと伝えながら、「おもしろくない勉強なんかしたくない」あんたは、人文学部に向いてるねんで!という説得が無理なく展開されています。
この迫力で有無を言わさず「もう終わりにしました」と言われると、「勝手に終わらすなよ~」と反論するのも忘れて、人文の公募制推薦入試受けるやろね。
このコピーを書き上げるまで、作者は最後まで放り投げずに格闘したのでしょう、たぶん。文章がこなれているから、分からないひとも多いかもしれないけれど、いつもコピーでうんうん唸っている私には分かります。百貨店のバーゲンの広告とかは勢いで作れるけれど、こういうのはなかなかね。書き手の考えがきっちりしてないと出来ないんです。
実際は代理店とかクライアントは小心者でコンセプトないから、こんなキャッチはなかなか日の目を見ない場合が多いのが現実です。けど、これをクライアントが採用したらホンネの高校生にはウケるだろうし、タテマエで生きている高校の先生とか親とかからは、苦情が来ることでしょう。しかしそれはそれでいいんです。それが志です。
ここまで自分を追い込んで書き上げた作者に、私は拍手を送ります。
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